温かみのある洋菓子とフランス雑貨でときめきを

チョコレート細工もすてきなタルトカフェ540-円

10月5日(土)アイビクオーレ1階で「第1回あびこパンまつり」が開催されます。
出品予定の洋菓子とフランス雑貨のお店「パティスリー アビニヨン」さんの記事を、あびこのおしいみーつけた(まち活マガジンNo.32)から再掲いたします。

フランスの蚤の市で見つけたアンティーク雑貨が並ぶ

 そのショートケーキに出合ったのは数年前のこと。誕生日に家族が買ってきてくれ、一口食べたときの衝撃は今でも忘れられない。しっとりとしたスポンジ生地に上品な甘さの生クリーム、いちごの酸味がアクセントとなり、口の中でみごとに調和していた。それ以来、すっかり虜になってしまったお店こそ、天王台駅から徒歩2分の場所にある「パティスリー アビニヨン」だ。 現オーナーシェフである坂本昌子さんのご両親が、1980年にパンと洋菓子の店としてオープンしたのがはじまり。坂本さんは製菓学校を卒業後、東京のパティスリーを経て渡仏。2年半にわたってフランスのパティスリーと製菓学校で働いた後、両親からこの店を引き継いだ。


 ブルーの扉を開けると、フランスの田舎を思わせるアットホームな店内。ずらりと並んだ伝統的な焼き菓子と見た目にも美しいケーキに心が躍る。 坂本さんのおすすめは、フランスで働いていたときに出合ったケーキを再現したという「タルトカフェ」。バターの香りとサクサクとした食感のタルトの上にコーヒー風味のガナッシュとムースを重ねた、シンプルだけれど深みのある味わい。秋口に登場する「キャラメルポワール」も人気が高い。


 「心がけているのは、トータルのバランスを考えた素材選びと、旬のフルーツや季節のものを取り入れること」。いちごは柏と取手の農家さんに直接足を運んで厳選し、農家さんとはすでに10年近い付き合いになるという。


 そんな坂本さんが作るお菓子は、確かな技術に裏打ちされた芯の強さと、家庭的な愛情の両方を感じられる。大人から子どもまで惹きつけてやまないお菓子が生む心のトキメキを、ぜひ体感しに足を運んでみてほしい。

 

■パティスリー アビニヨン

我孫子市天王台1-1-30
Tel.04-7182-0501
営業時間 10:00 ~ 19:00
定休日 木曜日(祝祭日は営業)

Instagram:https://www.instagram.com/avignon1980/

まち活ライター 寺田さおり

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